経営やマーケティングをしている方のなかに「SEO」という言葉を知らない方は、もはやいらっしゃらないはずです。しかし、具体的にどんな施策を進めれば良いのか、どんな検証をすれば良いのかまでは把握できていない場合が多いのでしょうか?
今回は、以前ご依頼いただいた不用品回収サービスへのSEOディレクション業務の内容と改善ポイントについてご紹介します!
導入の目的(業務内容)
導入前の課題
不用品回収業界においては、広告出稿によってターゲットへ露出をはかり、反響営業によって顧客を獲得する方法がスタンダードです。しかし、広告費はリーチさせるエリアの規模に応じて変わることが定説のため、対応地域が広いほど大きな金額にのぼってしまうのが懸念点となります。
そこで、こちらの事例では広告費を抑えながら自社SEOを育てることを目的としてご相談をいただきました。施策前は依頼元社員による既存ブログ記事が600ページほど存在する状態でしたが、検証ツールが未導入だったこともあり、誰も効果測定ができていないままアップ作業だけが継続されていました。
また、実際に検証したところ、検索上の表示回数に対するクリック率が著しく低かったため、サイト全体の方向性の見直しやコンテンツを整理するところからスタートさせていただきました。
サイトの月間データ | クリック数 | 表示回数 | 平均検索順位 |
導入前(2023年11月) | 295回 | 6.15万回 | 42.8位 |
導入後(2024年5月) | 2.11万回 | 54.7万回 | 28位 |
改善したポイント
こちらが、実際にご提案した施策内容の資料の一部です!
SEOに限らず、マーケティング戦略において何よりも優先すべきポイントは「ペルソナの設定」であると私たちは考えています。
どんな人にその記事を読んで欲しいのか・ひいてはサービスを利用(購入)してほしいかをしっかり設定することで、まずはチーム内での共通認識を改めることができるからです。
やみくもにページ数を増やすことで、検索エンジンにとってマイナスの評価に傾くことも考えられます。サービス自体の強みや独自性に沿った記事作成を展開する方向性にシフトしたことで、最初の1ヶ月強でクリック率約9倍、半年後には当初の約71倍という結果に導くことができました。
また、ライティング担当者のスキルの統一化をはかるため、ご依頼元では社内研修を・特に対策が必要なキーワードやリライトが必要な膨大な量の既存記事に対しては弊社チームにて作業を行いました。
それぞれのスキルや得意分野に応じた役割分担をしたことで、スピード感を担保しながらクオリティの高い記事を多く納品することができました。
こちらの企業様に対しては、コールセンターとしての配席も実施しております。自社のサイトや記事で情報をチェックするのは、けっしてお客様だけではありませんよね。実際にお片付けを行う営業スタッフや予約・問い合わせ対応をするカスタマーサポートのスタッフにとっても、意識を一本化していくためにSEO対策は大切な役割を担っているんです!
このブログが、みなさんのSEO対策やBPO導入の手助けになれば幸いです。
弊社ベルクラウンへのご相談は、お問い合わせフォームよりお待ちしております。